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サンドブラスターとはどんな加工?使われ方や特徴、具体的な作業方法を解説!

サンドブラスターとは

東日本海洋建設で使用しているサンドブラスターとは、どのようなものなのでしょうか?まるで必殺技のような名前ですが、サンドブラスターのサンドとは“砂”を意味します。

砂を吹き付けて物体を磨いたり、削ったりする「サンドブラスト」という加工を行う際に用いる装置のことで、複雑な加工もサンドブラスターなら容易に行うことができます。

サンドブラストの加工機械の種類やブラスト処理等については「サンドブラスト加工とは?加工機械の種類とブラスト処理の種類を解説」の記事で紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。

サンドブラスターはどんなところで使われているのか?

作業船
鋼材が腐食している状況

サンドブラスターは、どのようなものを加工するときに使われているのでしょうか。一般的には金属表面の磨き加工や、ガラスを削った細やかな彫刻、樹脂製の物質への加工などに使われます。また、金属のサビ落としなどにも使われています。

このほか、一般的によく使われる場面として、歯科技工士が入れ歯の加工をするときや、模型の成形などで磨いたり削ったりする作業などがあります。歯科治療で歯を削る時にもサンドブラスターが使われることがあるようです。

さまざまな場面で、細かい加工が必要なときに使われる装置なため、加工するものによってサンドブラスターの形状が異なり、吹き付ける砂粒の材質や大きさもいろいろなものが使われています。

実際に東日本海洋建設では、サンドブラスターはどういった作業に使われているのでしょうか?

ケレンと呼ばれる作業で使われる

作業船
サンドブラストでサビ落とし
作業船
サンドブラスト後

東日本海洋建設では、ケレンと呼ばれる作業を行う際にサンドブラスターを使用しています。ケレンとは、塗装前に塗装面の表面を平坦化する磨き加工のことで、塗装をするときに行う重要な作業になります。

ケレンには種類があり、

  • 1種ケレン:ブラスト法を用いてさびや旧塗膜を徹底除去
  • 2種ケレン:ディスクサンダーなどの動力工具を用いる素地調整
  • 3種ケレン:活膜を残し、死膜は除去する
  • 4種ケレン:軽く目荒しする清掃ケレン

と呼ばれる4種類の作業法があります。

サンドブラスターは、1種ケレンと呼ばれるものに使用されます。

構造物を再塗装するときに、サビや前の塗装が残っているのを磨き取るために使用します。きれいに磨いて表面を平坦化し、塗装しやすいように加工していきます。この磨き加工が上手くいかないと、再塗装した際に塗装が剥げやすくなってしまったり、表面がきれいに仕上がらないなどの不具合が生じます。

表面のサビがよく取れていないと、その部分から腐食が広がり、再塗装しても弱ってくるため、確実に表面のサビを磨き取らなければなりません。

サンドブラスターは補修塗装を行うときに重要な役割を果たす装置になります。

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