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オイルフェンスとシルトフェンスは似てるけど何が違うの?機能、素材、見分け方など

オイルフェンスとシルトフェンスとはどんなものなのでしょうか?一般的な日本語の呼び方で、汚濁防止膜と呼ばれる、汚水などの流出を防ぐ防壁、フェンスのことを指します。

オイルフェンスの役目とは?

オイルフェンスは、油の拡散を防いだり、流出を防ぐために設置されるものです。海上で、船が故障して、燃料タンクなどから油が流出しているニュースを見たことはありませんか?事故の場合だけではなく、誤って油を自然界に放出してしまい、そのオイルを回収するときなどに使われるのが、オイルフェンスです。

油は水面に浮くので、水面に仕切りを作って、油の流出に対応するのがオイルフェンスです。

シルトフェンスの役目とは?

シルトフェンスは、汚水を拡散させないように設置するものです。主に海岸工事や港湾工事などで汚水が拡散しないように設置されるのがシルトフェンスです。

フロートと呼ばれる浮輪の下に、カーテンと呼ばれる膜を取り付けて、重りをつけて設置します。膜を壁の代わりにして水中に設置していきます。このカーテンの機能で、汚水の拡散を防止します。

ネットフェンスとは

また、オイルフェンス、シルトフェンスの他に、もう一つネットフェンスというものもあります。ネットフェンスは流木や枯れ葉などの流出を防ぎます。田んぼの用水路などで、空き缶などのゴミが引っかかっている網を見たことはありませんか?ネットフェンスは、ゴミを流出させない役目があります。

そして、ネットフェンスは、ゴミの流出防止だけではなく、サメの侵入防止や、クラゲの侵入防止などのために、フロートをつけた網を海水浴場などに設置して、海水浴客の安全を確保するために役立てられていることもあります。

オイルフェンスの効果、仕組み

オイルフェンスは油の流出を防ぐのが目的ですが、水や海水よりも軽い物質や液体の流出を封じ込める際にも使われます。化学物質などの流出事故で、水よりも軽いものを除去したり、流出を抑えたりする効果があります。水より軽いものが海や川に漏れ出ててしまったときにオイルフェンスが使われます。

シルトフェンスの効果、仕組み

シルトフェンスは、汚水を仕切ることで汚水そのものを封じ込め、汚染している物質を沈殿させるために設置されることが多いようです。海中工事などで工事現場から出たゴミや塵が、海水に混じって汚染してしまうようなときに、シルトフェンスを使って海水を仕切り、汚物を沈殿させて海水の汚れを少なくすることが、シルトフェンスの役目です。

オイルフェンスやシルトフェンスにはさまざまな形や大きさのものがある

オイルフェンスやシルトフェンス、そしてネットフェンスは、水質環境悪化を防止するために設置されます。また、港湾工事や河川工事などの際に、汚水が誤って流れてしまったときの対処などにも活用されることがあります。

オイルフェンスやシルトフェンスは、効果や効能、役目によって、さまざまな大きさのものや形の変わったものがあります。適用範囲によって、長さやフェンスの高さ、カバーする深さなども違います。共通して言えるのは、水に浮かせるためのフロートが付いているということです。

オイルフェンスもシルトフェンスも、防壁となる部分が水中にあるため、ちょっと見ただけでは違いがわからないかもしれませんが、その機能や水中の構造は全く違うのです。

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