2026-03-31 公開
潜るだけじゃない「次世代潜水士」|最新デバイスと熟練技の融合
これからの海洋土木(マリコン)の世界で求められるのは、「海に潜る身体能力」だけでなく、「データを読み解くITリテラシー」を兼ね備えたハイブリッドな技術者です。
東日本海洋建設では、長年培ってきた潜水技術に最新のデジタルデバイスを掛け合わせ、インフラの未来を守る「次世代型海洋土木」を推進しています。私たちがどのような視点で海と向き合っているのか、その最前線をご紹介します。
デジタル技術が変える「水中の診断」と「高精度な施工」
かつての水中調査は、潜水士の「目」と「感覚」が頼りでした。しかし現在は、目に見えないリスクを可視化するデータ重視のメンテナンスへと進化しています。
非破壊検査による鋼材の水中超音波厚さ測定
私たちは、構造物を壊さずに内部の状態を診断する「非破壊検査」を積極的に導入しています。
- 水中超音波厚さ計の活用:従来は陸上で厚み測定機を置いて測定端子を水中専用端子に交換し測定を行っていました。従来方法だと測定機と測定端子が有線の為、測定機と測定場所に距離的制限がありましたが、「水中超音波厚さ計」は測定機ごと水中に持ち込むことが出来る為、距離的制限がなく潜水士が潜水可能な場所であればどこでも測定することが出来ます。その為、目視だけでは判断不可能な劣化を測定機を当てるだけで数値化しコンマミリ単位まで計測すること出来ます。
ここが面白い!
経験による「勘」を、データという「確証」に変える。電気防食工事や被覆防食工事において、根拠に基づいたメンテナンスを行うプロセスは、エンジニアとしての知的好奇心を大いに刺激します。
実際の活用事例
東京都のコンテナ埠頭では、毎日多くのコンテナが積み降しされています。コンテナ積み降し用の桟橋や岸壁が損傷し機能が停止すると関東の物資の供給が損なわれます。その為、桟橋、岸壁の鋼構造物の劣化を数ミリ単位で特定し、補修計画に反映されています。

茨城県の日本製鉄鹿島地区では、水中のコンクリート構造物・鋼構造物の定期点検調査や補修工事などを行っています。

「一生モノの潜水技術」×「最新ITスキル」のハイブリッド・キャリア
当社で手に入るのは、単なる作業スキルではありません。伝統と先端を使いこなす、市場価値の高いキャリアです。
技術の継承と多能工化
水中溶接や切断といった「職人技」をベテランから継承しつつ、最新の計測機器をスマートに使いこなす。この両立が、これからのスペシャリストの条件です。
- 潜水技術 × IT:伝統的な潜水技術に加え、水中ドローンやデジタル計測機の操作スキルを習得。
- 資格の掛け合わせ:潜水士として現場に潜るだけでなく、「土木施工管理技士」としてプロジェクト全体をマネジメントする。
このように、水中と陸上の両方の視点を持つ「多能工(マルチスキル)」として成長できる環境が、ここにはあります。
実際に資格を掛け合わせた実例
福島県:広野火力(電気防食)

福島県の広野火力発電所での防食工事などは、まさに潜水技術とエンジニアリング知識の両方が試される現場です。
まとめ:テクノロジーで海をデザインする仲間を求めて
海洋土木は今、大きな転換期にあります。
「海が好き」「潜る仕事がしたい」という情熱に、デジタルという武器を装備して、一緒に日本の海を、そして未来のインフラをデザインしていきませんか?
東日本海洋建設には、あなたの好奇心を受け止める最新の機材と、技術を叩き込んでくれる温かいプロフェッショナルたちが待っています。
私たち東⽇本海洋建設は、これからの⽇本の国⼟を⽀えてくれる、チャレンジ精神溢れる⼈材を求めています。若⼿が闊達に意⾒を述べ、ベテランとの相乗効果を発揮して、技術⼒を⾼め、信頼を得られる仕事を続けていく、それが当社の理想であり、その姿が今社⾵として根付いてきています。
⾃分の気持ちを表現すると同時に⼈の話も聞ける⼈、双⽅の⽴場に⽴って、互いの意⾒を調整することにやりがいを感じられる⼈、そして、相⼿のためにやったことが⾃らのためになると信じて前に進んでいける⼈──そんな⼈たちからのご応募をお待ちしています。
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